動物飼育のポイント
よくある病気
毛球症
ウサギが自分で体をなめて毛づくろいした時に毛を飲み込んでしまうことによって、毛が胃や腸に詰まってしまう病気です。食欲の低下や便秘などが見られます。
予防するためには、こまめにブラッシングを行い、繊維質の多い食事を与え、十分な運動をさせると良いでしょう。
スナッフル
鼻水やくしゃみが主な症状で進行すると鼻炎や肺炎を引き起こす伝染性の呼吸器疾患のことで、重症化すると死に至ることもあります。
予防するためには、普段からケージを清潔に保ち、夏場などは風通しの良い場所にケージを設置し高温多湿にならないように気を付けましょう。
不正咬合
歯の噛みあわせが悪いまま歯が伸び続けてしまうことによっておこります。
よだれが出る、うまくエサが食べられない、激しい歯ぎしりなどが見られます。伸び過ぎた歯を放置すると潰瘍などの様々な合併症を引き起こして死に至ることもあります。
かじって歯を削れるように固い木などを用意し、食事も柔らかいものだけに偏らないよう注意しましょう。
この他にも様々な病気があります。
ウサギは病気やけがなどをしても表面にはほとんど出さないため、病気の発見が遅れることがあります。日ごろからウサギの様子をよく観察し、少しでも違和感を感じたらなるべく早く病院に相談しましょう。